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    香りの薔薇「さ姫」

     香りの薔薇「さ姫」は、奥出雲薔薇園のオリジナルブランドローズ。10年に渡る、品種・栽培技術の研究開発を経て誕生しました。独特な芳香性と深紅の色、花弁の肉厚さが特徴の食用薔薇。今までにはない、感動できる香りと色彩。それが「さ姫」です。

    ローズシロップの誕生

     2013年に「さ姫」を使用した無着色無香料の薔薇サイダーを開発したとき、「鮮やかな薔薇色がキレイで飾っておきたい」「自然の薔薇の香りがこんなに美味しく感じるとは驚き」など、多くのお客様からご好評いただきました。その中でも、「薔薇サイダーはとても美味しいけど、すぐに飲んでしまうから、長く楽しめれるように濃い薔薇のシロップを作ってもらえないか?」というお声をいただき、開発するきっかけになりました。

     薔薇を煮詰めて作るローズシロップは、香料や着色料を使用せず、奥出雲薔薇園で栽培する食用薔薇「さ姫」のみを原料に使っています。また、甘味は薔薇との相性がとても良い甜菜糖を使い、キレが良くすっきりとした甘さに仕上げています。
     紅茶や炭酸で割って飲むこと以外にも、ヨーグルトやアイスクリーム、パンケーキなど様々のお料理へのトッピングに使うことができます。

    忘れられない薔薇を作る
    これが私たちの薔薇園です

     奥出雲薔薇園は、平成元年より研究を始め、平成17年に産業型薔薇園として島根県に開業しました。 園内は、5月~11月頃までが収穫期。シーズンになると深紅の薔薇が咲き誇り、周辺を芳醇な香りで包みます。

     薔薇は、王家貴族の楽しみや生活において社会的地位の象徴として必要不可欠な花であり、鑑賞するのはもちろんのこと、宮廷料理の風味付けにも欠かすことができない貴重な素材でした。また薔薇のもつ効果効能により薬及び化粧品として開発が行われていました。これは、人口化合物のない時代、薔薇が「本物」の素材であったからこそ開発が可能だったのです。
     そして、私たちは、四季折々の香りと色をもつ「本物の薔薇」を再現し、お客様に豊かさ、美しさを感じて頂ければと考えています。

    最高品質の薔薇を

     機肥料の活用、無農薬の栽培方法は当たり前。安心安全以上の価値を見出すため、自然や土と語り合い共有する。それが私たちの薔薇作りです。園内で使用する肥料などは、自社農場で生産するバーク堆肥や水稲産物を主に使用しています。